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【5分間ヘルスチェック】尿失禁

コラム(病気のお話し)

尿が自分の意志に関係なく漏れてしまう。この症状を「尿失禁」といいます。健康な女性でも4人に1人くらいは尿漏れを経験していて、原因や程度の差はあれ、多くの人に起こりえる症状です。

質問表

以下の質問について、あなたにあてはまる回答に○をつけ、その点数を書き込み、合計点数を計算してください。

問 チェック項目 回答(点数)
1 くしゃみ、せきで尿が漏れる はい(1)
いいえ(0)
2 重い荷物を持ったり、跳んだりすると尿が漏れる はい(2)
いいえ(0)
3 トイレに行くまでがまんできない はい(2)
いいえ(0)
4 おしっこが近い はい(1)
いいえ(0)
5 尿の出がチョロチョロと悪い はい(1)
いいえ(0)
6 タラタラといつも漏れている はい(2)
いいえ(0)
7 パッド(おむつ)を当てている はい(3)
いいえ(0)

判定表

合計点数 判定 対策
0〜1 問題なし 特になし
2〜4 軽症 診察・指導を受けるため専門医へ
5以上 重症 治療のため専門医の受診を

解説

尿失禁と一言で言っても、タイプがいろいろあり、治療法がまったく違います。

くしゃみ、せき、大笑い、重い荷物を持つ、運動したときなど、おなかに力がはいったときに漏れてしまうタイプは「腹圧性尿失禁」です。女性に多く、骨盤の底の筋肉がゆるんできたために、膀胱の出口にある括約筋の締まりが悪くなって尿が漏れるのです。治療は骨盤底筋を鍛える体操があり、かなり効果があります。重症の場合は、膀胱の出口の括約筋を強化する手術によって治せます。

トイレに行きたいと思ったとたん、がまんができなくって漏れてしまうタイプは「切迫性尿失禁」です。膀胱が過敏になっていたり、大脳からの「がまんしなさい」という命令が伝わらず、膀胱がかってに収縮してしまうのが原因とされ、脳出血、脳梗塞、腰骨の変形などで多くみられます。これは、尿意を抑える薬を服用しながら、排尿の訓練をすることで良くなります。

また、尿が出にくいのに、タラタラと漏れてしまう「溢流性(いつりゅうせい)尿失禁」などのタイプもあり、いろいろ複雑な原因で起こることもあります。尿失禁は多くの人にみられる現象ですから、恐れる必要はありません。恥ずかしいからと一人で悩まないで、泌尿器科専門医に相談してください。

(文:石井 泰憲)

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